2008年G8サミットNGOフォーラム 貧困・開発ユニット
Me Too
教育協力NGOネットワーク(JNNE)
プレスリリース(2008年4月4日)
*PDF 20080404 OECD_DAC_Aid_Announcement_Press_Release.PDF
「約束を果たす国日本」はどこへ
~OECD DAC 援助実績数値発表を受けてNGO共同声明~
2008年4月4日:本日、経済協力開発機構の開発援助委員会(OECD DAC)は東京で記者会見を行い、加盟国の2007年の援助実績に関する暫定数値を発表しました。
2007年のDAC加盟国の援助総額は1037億ドルであり、2006年よりも8.4%も減少しています。中でも日本の落ち込みは激しく、前年比で30.1%も減っています。これにより、2006年に2位から3位に落ちた日本は、2007年には一気に5位まで転落しました。
G8からロシアを除いた主要先進国の援助総額は過去2年間、イラクとナイジェリア向けの債務免除によって水増しされてきましたが、その影響がほぼ消えたことにより、実質的な援助の減少傾向が明らかになりつつあります。債務免除額を除いたのG7の2007年の援助総額は628億ドルで、昨年よりも1.1%減少しています。G7は、2005年のグレンイーグルズ・サミットにおいて、援助を5年間で500億ドル増額するという約束をしましたが、その約束は一向に果たされていません。
2008年サミットフォーラム貧困・開発ユニット、Me Tooキャンペーン、教育協力NGOネットワーク(JNNE)は三者連名で、G8北海道洞爺湖サミットで議長を務める日本政府に対して、公約の実現に向けた緊急の対策を求めます。
2008年サミットフォーラム貧困・開発ユニットのリーダー 石井澄江(いしいすみえ:(財)ジョイセフ常任理事・事務局長)
「大変残念な結果です。国民一人当たりの援助支出額をとってみても、日本は加盟国22カ国中、下から数えて3番目です。多くの途上国政府は、教育や保健など、貧困対策に重要な分野への国内支出を大幅に増やすことで、自助努力を強化しています。途上国自身がこういった努力を見せているときに、日本などの先進諸国が背を向けてしまっていいのでしょうか。」
Mee Too キャンペーンのスポークスパーソン、山田太雲(やまだたくも:(特活)オックスファム・ジャパンアドボカシー・マネージャー)
「毎日3万人以上が、予防や治療が可能な病気で命を落としています。福田総理大臣は、洞爺湖サミットでアフリカなど途上国の保健医療危機に対する国際的な行動計画を策定する方針を表明していますが、貧困対策の資金源の大部分を担う立場にあるG8自身が援助額を約束通り増やさないことには、これを信頼して自助努力に取り組む途上国は報われず、いかなる行動計画も机上の空論に終わりかねません。議長国である日本自身が援助を大幅に減らし続けていては、サミットの成功はおぼつかないと言わざるを得ません」
教育協力NGOネットワーク(JNNE)事務局長 三宅隆史(みやけたかふみ: (社)シャンティ国際ボランティア会 事務局次長兼企画・調査室長)
「日本の援助は、国民総所得(GNI)の0.17%に過ぎず、0.7%を目指す国連目標の達成に向けたタイムテーブルも公表されていません。確かに国内の経済状況は芳しくありませんが、日本の援助の経済や予算に占める割合は極めて小さいもので、援助を多少増やしても、国内経済に負の影響を与えるとは思えません。その一方で、援助を増やせば、現在小学校に通えない7200万人の子どもたちの就学機会の拡大に大きく貢献できるのです」
サミットまで、残すところあと13週間しかありません。
「約束を果たす国日本」に向けて、福田総理の決断が求められます。
以上
この情報に関するお問い合わせは、こちらまで:
(特活)オックスファム・ジャパン 山田太雲
TEL: 03-5817-0801







